Q 高校1年生の娘は、勉強もろくにせず、金遣いも荒くなりました。

あるとき、心配になって娘のスマートフォンを見たら、SNS上で知らない男の子と会う約束をしていました。
過去にも同じことがあり、危ないからやめなさいと注意したのですが、何を言っても聞かないので放置していたのがいけなかったようです。
妻とどうしたらいいかと頭を悩ませています。
(S・A、46歳、男性)

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回答者:小池聖明(こいけ・きよあき) (生長の家本部講師)


A 会話のキャッチボールをし、その上で危険性を伝えて下さい

SNSなどのネットをきっかけとした犯罪に青少年がまきこまれることもある昨今、親としてその危険性を子どもに伝え、行いを正してあげるのは大変重要ですね。

ただ、そのような行動の背景には、子どもの心の中に、寂しさやつらさなど満たされない思いがあるものです。
思春期の子どもと話し合うのは簡単ではないかもしれません。
しかし、子どもの将来のことを考えると、今この時に、親が本気で子どもと向き合うことが大切ではないかと思います。

子どもにとって家庭とは、無条件で自分を愛してくれる安全地帯であると思いますが、思春期の子どもは、親に心を開くきっかけがつかめずに悩んでいる場合もあります。
そんな場合は決して放置せずに、子どもがいつでも心を開いて親と話せるよう、心の窓をいつも開けておいてください。 

生長の家では、子どもは皆神の子で完全円満であり、子どもは親を選んで生まれてくると説いています。
親はその素晴らしさを認め、生まれてきてくれてありがとうという感謝の思いを持つことが大切です。

また、子どもが朝起きたら「おはよう」と言い、出かけるときは「行ってらっしゃい」、帰ったら「お帰り」と、子どもの目をみながら声をかけてあげたらよいと思います。
子どもと適度な距離を保ちながらも、「あなたのことをいつも見守ってますよ」というメッセージを送り続けることで、徐々に親子の会話のキャッチボールができるようになるに違いありません。
そうなったとき、それとなくSNSは便利なだけでなく危険性もあるということを伝えてあげればよいのではないかと思います。

学校の先生や信頼できる知人に協力してもらうのもよいかと思います。
良き方向に解決するよう心からお祈りしています。

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