昔からおせっかいな人が苦手で、今は職場の先輩との関係で悩んでいます。私のことを色々気にかけてくれるのは有難いと思うのですが、仕事上のことで逐一細かい指摘をされ、仕事とは直接関係のないこと(交友関係など)でも、「それはよくない」などと断定的に言われることが多く、正直口うるさく感じてしまうんです。信頼されてないようにも思えるし、プライベートなことにまで色々言われたくないと愚痴りたくなってしまいます。どうしたらいいでしょうか?(24歳、女性)

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 少しずつ、先輩の言葉を受け止める練習をしてみましょう
 
 私も同じ様な経験があるので、よく分かります。おせっかいな人というのは、きっと相手のことを気にかけていて、放っておけない人なのだと思います。生長の家では「人間はみな神の子である」と説いていて、すべての人の本性(ほんせい)に「愛を与えたい」という思いが本来備わっているのです。だからこそ、その先輩も、あなたに何かをしてあげたいと思い、色々な忠告もしたくなるのではないでしょうか。

自分を気にかけてくれる人がいる

 
 私は子供の頃、両親のことが怖いと思っていたので、20歳の時に初めて仕事に就いたときには、年上の(特に親ぐらい年の離れた)先輩に対して恐怖心を持っていました。でも、仕事を続けていくなかで、次第にお金を得ることの大変さが分かってきて、両親が家族を養うために、どれだけ一所懸命に働いてくれていたのかと思うようになりました。

 両親の気持ちが理解できるようになると、先輩が自分に愛を持って接して下さっているのが分かってきて、一緒に食事をしたり、仕事以外の話をしたりするようになりました。すると、先輩が意外な趣味を持っていることを知り、お客様や取引先に対して、とても優しい笑顔をされることに気が付きました。先輩は厳しかったですが、それは仕事を愛していて、私に早く仕事を覚えてほしいという気持ちがあったからだと思います。

 その後結婚し、子供が生まれた今は、母親と同年代ぐらいの方とお付き合いすることが増えました。野菜やお菓子をどっさり頂いたり、家庭や子育ての悩みを聞いてもらったりしています。悩みを人に話せた日は気持ちがスッキリして、家族にいつもより優しく接することができるようになりました。自分のことを気にかけてくれる方がいることを心強く感じています。

心を明るい方に向けていこう

 
 生長の家には、『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)といって、明るいことを書く日記帳があります。あなたも毎日、自分やご家族、先輩の良いところ、今日あった良かったこと、感動したことなどを書き出してみてはいかがでしょうか。出勤する時に、自分に聞こえるぐらいの声で、「〇〇さん、ありがとうございます」と言いながら歩くのも良いかもしれませんね。

 先輩に仕事について指摘されたら、「ありがとうございます」と笑顔で受け止める練習をしてみましょう。最初は難しいかもしれませんが、あなたの笑顔は周りの人の気持ちも明るくさせます。職場の雰囲気が明るくなれば仕事も楽しくなり、先輩のことも気にならなくなると思います。頑張ってくださいね。

回答者
高橋美月(たかはし・みづき)
生長の家地方講師
生長の家群馬教区青年会委員長。夫、娘の3人暮らし。夫が休みの日は、2人で図書館や買い物に行くようになった。新しい本に出合うとワクワクする。

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