Q  昔から人見知りが強い方で、職場の同僚たちとの会話に入っていけず、悩んでいます。

 たまに相手から話しかけられても、話題も浮かばず、会話を続けることができません。実家で一緒に暮らしている兄弟とはよく喋りますし、もっと同僚の輪に入っていきたいという気持ちはあるのですが、気持ちばかりが空回りしているような状況です。どうしたら会話を続けることができるのでしょうか?(25歳、男性)

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A  お互いが「話しやすい雰囲気」を感じられるようにしていくことが大切です

あなたは素晴らしい存在

 人見知りが強いにもかかわらず、同僚達との会話に入っていきたいと努力されているところに感銘を受けました。上手く会話に入ることができない、また会話が続かないとのことですが、安心してください。

 生長の家では「人間は神の子で、無限の可能性をもつ素晴らしい存在だ」と説いています。つまり、私たち人間の内には神様や仏様の性質があるということです。あなた自身が素晴らしい存在であることを、まずは信じてみましょう。

会話を続けるための3つの方法

 では、どうしたら会話を続けることができるのでしょうか。会話を続ける際に重要なのは、同僚があなたに対して、また、あなたが同僚に対して「話しやすい雰囲気」を感じているかどうかです。お互いが「話しやすい雰囲気」を感じるようになるために、私から3つの方法を提案します。

 1つ目は、「同僚の名前を添えて挨拶する」です。一日の始まりの挨拶を、「おはようございます」だけではなく、「○○さん、おはようございます」と、相手の名前と一緒にしてみてはいかがでしょうか。名前を添えた挨拶は、「他の誰でもない自分に話しかけられている」と感じられます。それを続けていくことで、同僚はあなたに対して「話しやすい雰囲気」を感じるようになり、自然と会話が増えるでしょう。

 2つ目は、「同僚に質問する」です。一般的に、人は自分のことを聞かれると嬉しいものです。質問する際に注意することは、質問の回答が「はい」か「いいえ」で答えられる質問ではなく、同僚の関心のある分野や、自信のある分野について、掘り下げて聞くという姿勢で質問することです。

 3つ目は、「『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)を活用する」です。生長の家では、日常生活の中で、嬉しかったことや感謝すべきことなど、人や物事の明るい面に注目し、それを心に刻む「日時計主義」の生き方をオススメしています。『日時計日記』に同僚の素晴らしいところや、尊敬できるところなどを毎日書くことで、前述の1つ目と2つ目の提案、「同僚の名前を添えて挨拶する」と「同僚に質問する」がより自然にできるようになります。

 以上の3つの提案を毎日実践することで、同僚の反応が変わってくると思います。また、あなた自身にも良い習慣が身につき、自然と挨拶ができるようになり、同僚との関係も良い雰囲気に変わっていくでしょう。毎日実践するのは簡単なことではないかもしれませんが、同僚とのコミュニケーションがより良くなる過程を楽しみながら、ぜひ続けてください。

回答者
金沢健二(かなざわ・けんじ)
生長の家地方講師

1女1男の父。マイブームは、カメラを持って子どもと散歩すること。家族の日常を記録に残すことに喜びを感じている。

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