Q 今年、希望していた高校に入学することができたのですが、学校に行くことが苦しくなってしまい、悩んでいます。
進学校で、段々勉強についていけなくなってしまったことと、人見知りで、仲の良い友人もいないので、いつも教室で一人ぼっちというのが大きな理由です。誰ともほとんど話をすることなく、学校と家を往復するだけの毎日に空しさを感じていて、最近は学校を休む日も多くなり、親からも心配されています。どうしたらいいでしょうか?(16歳、女性)
A すべてに感謝して、心を明るい方に向けていくようにしましょう
以前の私と重なるところがあり、お気持ちがよく理解できます。希望する高校に入学できたということは、きっと一所懸命努力されたのだと思いますが、勉強についていけず、友人もできないなかで、学校へ行くのが苦しくなっておられるんですね。
でも、今は辛いと感じることもあると思いますが、どんなことがあっても必ず良い未来へとつながっています。
|すべてが自分の学びにつながる|
私自身、中学生の頃、学校に2年半行けなくなり、辛い期間を過ごしました。それは一見失敗のように見えるかも知れませんが、いま振り返ると、その期間は充電期間であり、自分を成長させてくれた大切な時間だったと思います。人生に決して迂回路はなく、あらゆることが自分の学びにつながっているのです。
それから私は一念発起して、進学、就職、結婚を経て、幸せな人生を歩むことが出来ています。これは「高校には行かないでよい」ということではありません。学校には、勉強以外にも学べることが沢山あると思うからです。ただ、どういった選択をするにせよ、神様が自分を最も良き方向に導いて下さると信じることです。
16歳のあなたの人生は、これからどんどん明るく広がっていきます。様々な人と出会い、楽しい時間を経験していくことを通して、自分を磨いていくのです。
|本来の自分を素直に現していく|
大切なことは、まずあなたの心を変えることです。これは決して、今のあなたが間違っているということではありません。寂しさや空しさから逃れたいと悩むのは、本当のあなたが、喜びを求め、楽しい心を持っているからなのです。その本来のあなたの気持ちを素直に表現していくようにしましょう。
生長の家では、物事の明るい面を見る「日時計主義」の生き方を勧めています。嫌な出来事や暗いニュース等ばかりに心を向けるのではなく、嬉しかったことや自然の美しさなど、明るく美しい世界に目を向けて下さい。次第に心が必ず上向きになっていきます。
また、「親から心配されている」とありますが、親とは無条件に子どもを愛し、その幸せを願っているものであり、ご両親が心配するのは、あなたのことが何よりも大切だからです。
「神に感謝しても父母に感謝し得ない者は神の心にかなわぬ」と生長の家では説いています。是非ご両親に、あなたを生み、育ててくれたことへの感謝の気持ちを伝えてみて下さい。きっと喜ばれると思います。
すべてに感謝した生き方をすると、自然と心は軽くなり、不安や心配も消えていきます。必ず素晴らしい人生が送れるようになりますよ。
回答者
横田朋哉(よこた・ともや)
生長の家地方講師
大阪府在住。中学生の頃に母親に勧められて生長の家に触れる。畑に季節の野菜を植え、家族で収穫するのが最近の楽しみ。
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