Q 私は小さい頃から、ちょっと怒られたり、からかわれたりしただけで泣いてしまい、ずっと悩んでいます。友達の何気ない一言で急に泣き出してしまうこともあり、相手からすれば、「なんでこんなことで泣くんだろう」と思っているはずです。いま働いている会社でも、叱られたわけでもないのに涙が出てきてしまうことがよくあります。どうしたらすぐに泣いてしまう癖を直すことができるでしょうか?(27歳、女性)
A 明るいコトバを使い、感謝の気持ちを持つことで自信が付き、一層素晴らしい人生が展開します。
すぐに泣いてしまうご自分にお悩みとのこと、心中お察しいたします。
おそらくあなたは、感受性が豊かで、見聞きされたことを素直に受け止める性格でいらっしゃるのではないでしょうか。また、相手の心情を思い量ることのできる、優しい方とも拝察いたします。涙を流すことには、抱えているストレスを手放す効果もあると言われており、それ自体は決して悪いことではありません。
人間の本質は完全円満な神の子
すぐに泣いてしまう癖を直して、もっと素晴らしい自分になりたい、と悩んでおられますが、あなたはすでにそのままで素晴らしい存在なのです。
生長の家では、人間は皆「神の子」であり、私たちの本質は、完全円満な素晴らしい存在であると説いています。「もっと素晴らしい自分になりたい」という願いが出てくるのは、すでに私たちの心の深いところに、そうした完全さが備わっているからです。
私たちに本来備わっている、その素晴らしさを現すためには、「コトバの力」を使うことが大切です。コトバには、心で想うこと、声に出すこと、表情の3つがあり、「コトバの力を使う」とは、このコトバを明るい方向に変える努力を続けることを意味します。
私たちが心に強く想うことは、五感で感じているこの世界に表現されていきます。ですから、「私は素晴らしい」「○○さんは素晴らしい」といった明るいコトバを積極的に使い、努めて笑顔で過ごすことで、あなたの人生は、ご自身で認めた通りに素晴らしく展開していくのです。
自分に自信を持つために
また、明るいコトバを使うことを習慣付けるために、『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)を付けることをおすすめします。これは、毎日の明るいこと、良いことに心を向けるための日記です。
「朝、目が覚めて健康で幸せだ」「食事が美味しくいただけて、仕事があってありがたい」「職場の○○さんありがとうございます」など、普段意識していなかった嬉しいこと、ありがたいことを毎日書いて感謝することで、人や物事の明るい面に注目する習慣が身に付きます。
書き続けているうちに、周囲の人々が、自分にとってありがたく大切な存在だという思いが深まり、自分のことがもっと好きになっていき、自信が持てるようになります。すると、人にどう思われているかとか、自分のことを嫌いと思うような気持ちがなくなり、涙を流しても、流さなくても気にならなくなっていきます。
あなたが、一層素晴らしい人生を歩まれますよう、心からお祈りいたします。
あなたの悩みにお答えします
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