2人の子どもは独立して、夫とふたり暮らしです。夫はなんでも前向きで、何かあってもすぐ気持ちを切り替えられる人ですが、私はその正反対で、ちょっと病気をしてもいつまでも心配し、これから年老いたらどうなるのだろうか、子どもたちは大丈夫だろうかと不安になり、暗いことばかり考えてしまって夫からはいつも笑われています。心配性の性格をなんとか直したいのですが。(68歳、女性)

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 良いこと、明るいことに目を向けて生きましょう

 心配性の奥様と、その心配を温かく受け止めてくださるご主人。お二人は、過度に深刻になりすぎず、かといって楽観的すぎることもなく、絶妙なバランスを保った素敵なご夫婦ですね。そのようなご家庭だからこそ、お子様たちも立派に独立されたのだと思います。
 
 心配するとは、さまざまなことに心を配るということですから、決して悪いことではありません。不安を感じたときは、「大丈夫、心配いらない」と自分に言い聞かせ、意識的に心を明るい方へ向けてみてください。
 
 生長の家では、「心に描いたことが実現する」「人生や運命は心によってつくられる」という心の法則を説いています。明るいことを考えれば、明るい人生が実現し、逆に心配や不安を抱えていると、その思いが現実になってしまうのです。

 私自身も心配事があるときは、生長の家が勧めている『日時計日記に、良いことや明るいこと、「きっと大丈夫、必ずよくなる」といった前向きな言葉を書き続けることで、気持ちを切り替えられるようになりました。
* 生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊

 あなたにも、これからはご自身の周りにある感謝すべきことや明るい出来事に目を向け、それを『日時計日記』に書くことをお勧めします。たとえば、ご主人には「私と結婚してくれてありがとう」、2人のお子さんには「生まれてきてくれてありがとう」、ご自身には「今日も無事に朝を迎えられました」などと記してみましょう。

 そうすることで、これまで当たり前だと思っていた日常が、実はとてもありがたいものであったことに気づくはずです。今ある幸せを一つひとつ噛みしめ、感謝の心で毎日を過ごしていれば、心配や不安は自然に消え、心の法則が働いて幸せな人生が実現していきます。

回答者:K.N
(生長の家地方講師)

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