大学を卒業後、第一希望の会社に入社することができ、忙しくも充実した日々を送っていたところ、突然父から連絡があり、実家で営んでいる会社の仕事を手伝って欲しいと言われました。父からは「この会社を継ぐ必要はないから、好きなことをしろ」と言われていたのですが、どうやら考えが変わったようなのです。父の気持ちに応えたい思いもありますが、今の仕事を続けたい気持ちもあり悩んでいます。(30代、男性)

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 愛をもって、納得いくまで対話を重ねましょう

感謝の大切さ

 
 第一希望の会社に入社することができ、忙しくも充実した日々を送られていて、責任ある仕事も任され、仕事がますます楽しくなった頃に、突然お父様から家業の手伝いのご依頼があったとのこと、どなたでも大いに悩まれることだと思います。

 私は東京で育ちましたが、26歳の頃に、鹿児島にいる伯父から「養子になって、会社を手伝ってほしい」と頼まれました。その会社は祖父が創業し、伯父が二代目として継いだ会社で、私は東京から鹿児島に移り住み、現在三代目を務めております。

 最初は住んだこともなく、友達もいないようなところに行くことに、とても抵抗がありました。幸い、伯父が生長の家の信徒であったため、生長の家の練成会*1への参加を勧められ、生長の家がどのような教えかもよく分からないまま参加しました。
*1 合宿して教えを学び、実践するつどい

 そこで学んだのは、人間は神の子であり、無限力があるということや、先祖への報恩感謝の大切さでした。とりわけ心に残ったのは、「汝ら天地一切のものと和解せよ」「神に感謝しても父母に感謝し得ない者は神の心にかなわぬ」という教えでした。

 当時、その言葉に感じるところがあった私は、父や伯父、そして祖父の想いを受け止めようと決意を固め、今は鹿児島の地で充実した日々を過ごしています。

 これはあくまでも一例です。決して会社を継ぐことだけが正解だとは思いません。ただ、お父様のお言葉はきっと様々なことを考えてのことだったと思います。お父様と膝を突き合わせて、ご自分の考えもしっかりと伝え、もちろんお父様のお話も愛をもってお聞きして、お互いが納得いくまで対話を重ねてください。人生の主人公はご自身ですので、最後はすべて納得したうえで、後から言い訳のないよう、ご自身で決断なさってください。

明るく希望に満ちた心で

 
 問題解決の鍵は「愛」です。そして調和の中によき解決が得られますので、それを肝に銘じて進んでいかれたらよいと思います。どのような方向に進まれても、これまでの経験や学びは必ず役に立ちますので、心配には及びません。「神の心にかなう」生き方とは、常に明るく希望に満ちた生き方のことです。そしてそれを実現する根幹は、両親に感謝し、和解することなのです。

 先ほどお伝えしたことを踏まえて話し合えば、きっとお互いが納得できる良き結論に至ると思います。お手紙からも頑張り屋で心優しいお人柄が伝わってきますので、これからも必ずや良き未来に導かれることと思います。お幸せを心よりお祈り申し上げます。

回答者
前田浩幸(まえだ・ひろゆき)

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