Q 僕はいま23歳で、大学を1年留年中なのですが、社会に出ることに不安があって悩んでいます。社会勉強のために何度かアルバイトもしてみましたが、ちょっと注意されたりしただけで辞めてしまい、いつも長続きしませんでした。先に卒業、就職していった仲間が毎日忙しそうに働いている姿を見ると、置いてけぼりにされたような気持ちになります。どうすれば社会に出る不安を払拭できるのでしょうか?(23歳、男性)
A 「人間・神の子」の自覚を深めることで、安心感で心が満たされていきます。
不安はない
はじめて社会人となる際に、不安になる気持ちはよく分かります。でも、そんなあなたにぜひ知って欲しいのは、不安というのは、アルように見えて、本当はナイということです。「えっ?」と思うかもしれませんが、これが分かると、きっと心が軽くなります。「不安を払拭したい!」と思っている間は、それが目の前に立ちはだかる壁のように感じてしまいますよね。でも、その不安の正体は“安心がないという状態”なんです。
不安を払拭しようとして、考えれば考えるほど苦しくなっていませんでしたか? それはカラッポの心を見つめて、「不安を取りだそう」と思い悩んでいるようなものです。最初から無いものを無くそうとしても、どうにもなりません。心が安心感で満たされれば、不安は自然と消えてしまうのです。
生長の家では、絶対的な安心が、自分の本質的な部分に既にアルと教えています。だから、それを発掘すれば良いわけです。私が実践している、その発掘方法を2つお伝えします。
安心感で心を満たすための2つの方法
①人間の本性(ほんせい)を学べる本を読む
人間はみな「神の子」であり、その本性は完全円満である、と生長の家では説いています。生長の家の書籍を読み、その自覚を深めていくことで、きっと安心感で心が満されていくはずです。
一度読んで分かったと思っても、いざというときには忘れがちなので、私は毎日15分以上読むことにしています。まずは書籍を通して真理を学びつつ、様々な人生体験を重ねるなかで、それを確信に変えていきましょう。もし本が苦手なら、生長の家の講話ビデオ(*1)を視聴するのも良いと思います。
②人の喜ぶことをする
ちょっと注意されただけで、あなたがアルバイトを辞めてしまうのは、心のどこかで不満を感じているからではないでしょうか。「もっと褒めて欲しい」など、自分の欲しいものが得られない時に不満は生まれます。
この世界には、「与えれば与えられる」という心の法則が働いているので、まず自分から先に与えることが必要です。
大切なのは、相手が喜ぶことを探し、実践すること。これを長く繰り返していると、周囲から感謝されるのはもちろん、自分の中から喜びや自信が湧いてくるようになり、いつの間にか不安も消えていることでしょう。
以上の2つの方法に取り組むなかで、一人では続かないと思ったり、不安を感じたりしたときは、最寄りの生長の家の教化部(*2)等に連絡をしてみてください。きっと助けになってくれると思います。
*1 谷口雅宣・生長の家総裁、谷口純子・生長の家白鳩会総裁の動画をはじめ、生長の家本部講師等の講話ビデオをFacebook上で公開しています。どなたでもご視聴いただけます(「SNI動画リンク集」で検索)
*2 生長の家の布教・伝道の拠点
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