Q 僕はいま23歳で、大学を1年留年中なのですが、社会に出ることに不安があって悩んでいます。社会勉強のために何度かアルバイトもしてみましたが、ちょっと注意されたりしただけで辞めてしまい、いつも長続きしませんでした。先に卒業、就職していった仲間が毎日忙しそうに働いている姿を見ると、置いてけぼりにされたような気持ちになります。どうすれば社会に出る不安を払拭できるのでしょうか?(23歳、男性)hidokei144_Q_A_1c

A 「人間・神の子」の自覚を深めることで、安心感で心が満たされていきます。

回答者 内田雅史(うちだ・まさふみ) 生長の家地方講師

回答者
内田雅史(うちだ・まさふみ)
生長の家地方講師

不安はない

 はじめて社会人となる際に、不安になる気持ちはよく分かります。でも、そんなあなたにぜひ知って欲しいのは、不安というのは、アルように見えて、本当はナイということです。「えっ?」と思うかもしれませんが、これが分かると、きっと心が軽くなります。「不安を払拭したい!」と思っている間は、それが目の前に立ちはだかる壁のように感じてしまいますよね。でも、その不安の正体は“安心がないという状態”なんです。

 不安を払拭しようとして、考えれば考えるほど苦しくなっていませんでしたか? それはカラッポの心を見つめて、「不安を取りだそう」と思い悩んでいるようなものです。最初から無いものを無くそうとしても、どうにもなりません。心が安心感で満たされれば、不安は自然と消えてしまうのです。

 生長の家では、絶対的な安心が、自分の本質的な部分に既にアルと教えています。だから、それを発掘すれば良いわけです。私が実践している、その発掘方法を2つお伝えします。

安心感で心を満たすための2つの方法

①人間の本性(ほんせい)を学べる本を読む
 人間はみな「神の子」であり、その本性は完全円満である、と生長の家では説いています。生長の家の書籍を読み、その自覚を深めていくことで、きっと安心感で心が満されていくはずです。

 一度読んで分かったと思っても、いざというときには忘れがちなので、私は毎日15分以上読むことにしています。まずは書籍を通して真理を学びつつ、様々な人生体験を重ねるなかで、それを確信に変えていきましょう。もし本が苦手なら、生長の家の講話ビデオ(*1)を視聴するのも良いと思います。

②人の喜ぶことをする
 ちょっと注意されただけで、あなたがアルバイトを辞めてしまうのは、心のどこかで不満を感じているからではないでしょうか。「もっと褒めて欲しい」など、自分の欲しいものが得られない時に不満は生まれます。

 この世界には、「与えれば与えられる」という心の法則が働いているので、まず自分から先に与えることが必要です。 

 大切なのは、相手が喜ぶことを探し、実践すること。これを長く繰り返していると、周囲から感謝されるのはもちろん、自分の中から喜びや自信が湧いてくるようになり、いつの間にか不安も消えていることでしょう。

 以上の2つの方法に取り組むなかで、一人では続かないと思ったり、不安を感じたりしたときは、最寄りの生長の家の教化部(*2)等に連絡をしてみてください。きっと助けになってくれると思います。

*1 谷口雅宣・生長の家総裁、谷口純子・生長の家白鳩会総裁の動画をはじめ、生長の家本部講師等の講話ビデオをFacebook上で公開しています。どなたでもご視聴いただけます(「SNI動画リンク集」で検索)
*2 生長の家の布教・伝道の拠点

あなたの悩みにお答えします
人間関係、仕事、恋愛、家族、進学、性格などの悩みをくわしく書いて、手紙、ファクス、Eメールなどでお送り下さい。誌面ではすべて匿名にします。掲載しない場合でも、生長の家の教えによって解決を希望される方には生長の家講師等からのご返事をお送りします。住所・氏名・年齢は必ず明記して下さい。
〒409-1501 山梨県北杜市大泉町西井出8240番地8182 生長の家メディアセンター内
『日時計24』編集室「Q&A」係 FAX:055-213-5022 
Eメール:hidokei@kyobunsha.jp
(携帯電話のEメールでは、迷惑メールの設定によって、受信が出来ない場合があります)