Q 主人は子どもの頃から親に虐待され、大きくなってからも親の借金を背負わされるなど、人生の辛酸をなめてきた苦労人です。それが反面教師になっているのか、とても真面目で、私や子どもにも優しい人ですが、両親が亡くなった今もトラウマは消えないらしく、時折ひどくふさぎ込むことがあり、かわいそうで見ていられません。そんな主人をどう慰めたらいいでしょうか。(48歳、女性)
A ご主人の幸せを心に描き、明るい言葉で励ましましょう
ご主人は子どもの頃、とても辛く苦しい体験をされていたとのこと、さぞかし心に深く傷が残っておられることと思います。それにもかかわらず、その経験を反面教師として真面目に生きて来られ、ご家族にも優しいお父さんであるとのことですから、素晴らしい頼り甲斐のあるご主人です。そのような人が幸せにならないはずはありません。
私も過去の失敗や暗い出来事を思い出しては、くよくよしたり、悩んだりしていたことがありました。しかし、明るく前向きなコトバを使えば運命が好転するという生長の家の教えを学んで、課題を克服することができました。
私の経験から、あなたにぜひお勧めしたいのが、生長の家が推奨している『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)です。嬉しいこと、感動したことなどを記すこの日記に、毎日書き続けることで、私は大変心が明るくなり、過去のすべてのことが、自分を磨く良い経験になったと感謝できるようになりました。
この世界には、心に描いたことが実現するという「心の法則」があります。ですからあなたも、ご主人が幸せに生きている姿を心に思い描き、言葉に出して励ましてあげてください。
例えば、「いろいろ苦労もあったけれど、そのことを乗り越えてきたあなたはすごい。あなたを尊敬しています。いつも私たち家族に優しくしてくれてありがとうございます。あなたと結婚して本当に幸せです」と伝えてあげたらいかがでしょうか。言葉に出すのが気恥ずかしいのであれば、『日時計日記』に書くのも良いと思います。
書き続けていくうちに、あなた自身が嬉しく幸せな気持ちになるばかりでなく、ご主人にもそんなあなたの気持ちが届き、トラウマを克服して、明るい毎日を送れるようになるに違いありません。
ご家族のお幸せをお祈りいたします。
回答者:小栁 美千代
(生長の家地方講師)
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