Q 年子で第2子を授かり、妊娠後も動きっ放しの日々ではあったものの、順調に過ごしていたのですが、6カ月目のとき、下腹部に違和感を覚えて病院に緊急入院しました。医師から妊娠を続けていたら私の命も危ないと言われ、やむなく妊娠を中断しました。仕方のない選択だったとは思いながらも、なぜ助けられなかったのかと後悔と自責の念に駆られています。(K・H、37歳、女性)
A お子さんは高級霊だと信じ、供養に努めてください
お子さまの誕生を心待ちにされている状態から、急転直下のあまりにも無慈悲なご決断を迫られたあなたの苦悩は、想像を超える大変過酷なものであったと拝察いたします。受け止めがたい、現実に直面されたご心痛に、少しでも寄り添えればと思います。
今でも後悔と自責の念にかられておられるとのこと、状況は異なりますが、私も子どもを死産するという体験があり、お気持ちはよく分かります。私は「肉体はなくなっても、生命(いのち)は永遠不滅である」「死産した嬰児(えいじ)の魂は、地上生活の全科目を卒業した高級霊」という生長の家の教えを自覚するにつれ、現実を謙虚に受け止め、深い悲しみを和らげることができました。もし、信仰という「心の支え」がなかったら、今でもきっと自責や後悔の念に苛(さいな)まれていたと思います。
生長の家では、「子どもは自分自身の課題を持ち、親を選んで生まれてくる」と説きます。ですから、昇天されたお子さまも、愛深く働き者であるあなたを自ら選び、死産という宿命も承知の上でお腹に宿られたのではないかと考えます。
きっと「このお母さんなら深い悲しみを乗り越え、共に魂の向上をめざせる」と望まれて、尊い使命を果たされたのではないでしょうか。
あなたがお子さまの霊を思われるとき、お子さまの霊はすでにあなたの側にあります。大丈夫です。ぜひお子さまの永遠なる生命、輝く笑顔を観じて、霊界での幸せを祈って差し上げてください。
家で信仰されている宗教のお経や、生長の家のお経である聖経『甘露の法雨*』などを誦げてご供養されることは、お子さまの何よりの魂の喜び、最高の糧(かて)となります。
* 生長の家のお経のひとつ。現在、品切れ中
あなたがお子さまと共に光に照らされて、平安な心に導かれることを心からお祈りしています。
回答者:井上孝子
(生長の家地方講師)
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