今回は、3月号ということもありますので、ひと足早い春の風景を紹介したいと思います。
1の写真は、2019年3月の夕方、人吉市にある人吉城跡で撮ったものです。電球のシェードが桜の花びらのような照明器具にちなみ、写真愛好家の間で“桜電球”と呼ばれているもので、太陽と桜の花を重ねて撮影しました。
熊本県球磨川のほとりにある人吉城は、800年以上前に築かれた歴史ある城で、国の史跡に指定されています。次第に日が暮れていく中、広い城内を歩き回って、撮影の条件に合う場所を探しました。
2、3の写真は、一昨年の3月初旬、やはり人吉市の人吉梅園で撮った、枝垂れ紅梅です。よく晴れた日で、約8ヘクタールの梅園に約4,600本の白やピンクの色鮮やかな梅が咲き誇り、辺り一面に梅の香りが漂っていたのを印象深く覚えています。
今年は、もう少しいろいろなところに出かけて、春の風景を写真に収めたいなと思っています。(次号では、熊本県阿蘇郡産山村にある山吹水源を紹介します。)