人間は神の子

 
 私は生長の家本部練成道場*1で練成会*2を運営し、その中で参加者に神想観*3の指導をしています。   
*1 東京都調布市飛田給にある生長の家の施設
*2 合宿して教えを学び、実践するつどい
*3 生長の家独得の座禅的瞑想法

 ある40代の男性はうつ病を患い、救いを求めて練成会に参加されました。いつもマイナスの感情ばかりが浮かび、心が不安定で休職中ということでしたが、神想観を実修することで心の安定が得られ、マイナスの感情が気にならなくなったと話していました。

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 なぜその方が、神想観によって自信を取り戻せたかと言えば、人間の本当の姿である「神の子としての自分」に目覚めたからです。生長の家では、肉体が本当の自分ではなく、神から授かった生命そのものが、本当の自分であると説いています。その「神の子としての自分」の素晴らしさを、私たちは肉体と心を使って、この人生で表現していくのです。

神想観と一般的な瞑想法の違い

 
 大切なことは、自分が神の子であることを忘れないことです。神の子である自分を忘れてしまうと、何のための人生か分からなくなってしまいます。

 そこで、生長の家では神想観を実践して、神の子である自分を心で観じる練習をします。うつ病を患った前述の男性も、神想観によって神の子の自覚が深まり、復職できるまでになりました。

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 近年、企業の社員研修などでも取り入れている、マインドフルネスなどの瞑想法もありますが、神想観との違いは何に意識を集中させるかにあります。

 一般的な瞑想法は、まず呼吸に意識を集中させますが、神想観は、神が創られた完全円満な世界と、神の子である本当の自分に意識を集中させます。その結果、多くの方の人生が実際に好転しています。神想観は練成会で学ぶことができますので、どうぞ参加してみて下さい。

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日向光春(ひなた・みつはる)
生長の家本部講師

生長の家本部練成道場勤務。調布市在住。妻・子供4人・孫2人。「今年(2024)の5月・7月に可愛い孫が誕生してお祖父ちゃんデビューしました」