もう何年もずっと、よく眠れなくて悩んでいます。もともと眠りが浅い方だったのですが、会社で働くようになり、色んなストレスを抱えるようになったことで、さらに眠れなくなってしまいました。寝床に入っても、心配事などが次々頭に浮かんできて、夜中に何度も目を覚ましてしまいます。どうしたらいいでしょうか?(23歳、男性)

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 良い想念を持つことで、事態は好転していきます

考え過ぎず、ほどほどに

 
 睡眠には、心と身体をリセットする役割があると言われます。睡眠が不足すると、それができず、次の日の仕事にも影響が出てきますので、きっと毎日つらい思いをされているのではと思います。

 会社でストレスを抱えるようになったというのは、一概に悪いことではありません。それだけあなたが、仕事に対して真剣に向き合っているという証ですが、物事をあまり過度に考えすぎず、ほどほどに抑えるくらいが、ちょうど良いのではないでしょうか。

 じつは私も取越苦労や持越苦労をし、職場の同僚からは真面目だと言われ、自分でもその自覚がありました。ただ、真面目なことは長所でもありますが、一方では短所にもなります。

 以前の私は、物事を悲観的に考えてしまい、何事も最悪の場合を想定して、小さな心配事を大きく膨らませ、あたかも一大事かのように考えてしまっていました。それほど、物事を真剣に考えていたからだとも言えますが、心配事が頭から離れず、心をすり減らしてしまい、自分にとって逆効果になっていたのです。

 しかし、生長の家の教えを学んでからは、考え込むことがなくなりました。

親和の法則

 
 生長の家の教えには、「親和の法則」というものがあります。簡単に言えば、「似たものが集まる」ということです。ことわざにも「泣きっ面に蜂」「笑う門には福来る」とあるように、マイナスの暗い想念は、暗い状況を引き寄せ、プラスの明るい想念は、明るい状況を引き寄せるということです。

 想念を明るく良い方向に向けるには、心が明るく積極的になるような生長の家の本や、自己啓発書などを読んだり、常に前向きな言動をしたりすることが大切です。

 もし悪い想念が出てきたら、「ありがとうございます」と、心のなかで感謝の言葉を唱えてみましょう。たとえ、ありがたくなくてもそう唱えていると、次第に心が変わり、心が変わると、良い事が起きるきっかかけになったりします。これを習慣にすれば、心配事も少なくなり、寝る前に考え込むこともなくなり、生活が明るく輝いてきます。

 さらに生長の家では、「人間は神の子であり、誰もが使命をもって生まれてくる」と説いています。あなたも、その神の子の一人として生まれ、あなただからこそ成し遂げられる使命があるのです。あなたは唯一無二の存在であり、そのままで素晴らしいのです。

 私たちは本来完全な存在ですが、その素晴らしさをこの世界でどのように表現していくかを、様々な経験を通して学んでいるのです。今あなたが思い悩まれていることも、あなたの人生の糧になりますので、人生の主人公として、堂々と歩んでください。

回答者
秋月雄太
生長の家地方講師
生長の家佐賀教区青年会委員長。佐賀県有田町在住。39歳。趣味は読書、DIY、菜園。夢は自宅に薪ストーブを設置すること。

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