Q 現在の会社で働いて6年ほどになりますが、転職すべきかどうか悩んでいます。私は人と話をしたりするのがあまり得意な方ではないのですが、今の職場では同僚や上司に恵まれ、とてもよくして下さるのでありがたく感じています。ただ、非正規雇用のため、将来のことを考えると、正社員として働けるところに転職したいという気持ちもあります。でも、新しい職場で人間関係がうまくいかなかったらという思いがよぎり、踏み出せないでいます。どうしたらいいでしょうか?(26歳、女性)
A 心を物事の明るい面に向け、周囲への感謝を大切にしましょう
誰もが人間関係に不安を覚えている
将来のことを真剣に考え、正社員として働きたいけれど、新しい人間関係がうまくいかなかったらという不安な思いがよぎり、踏み出せないでいるお気持ちは、とてもよくわかります。なぜなら私も今の職場に就職するまでに4回転職し、その都度、人間関係がうまくいくだろうかと不安を感じていたからです。
ある転職支援サービス会社の調査によると、20代の利用者の90%が「転職先の人間関係」に不安を感じると回答したとのことです。ですから、あなたが不安に感じるのは特別なことではありません。
もし新しい職場にご縁があったとして、最初からいきなり、あなたを悪く思う人はいないでしょう。職場で人間関係がうまくいくために必要なのは、まず社会人として基本的なマナーを身に着けること。身だしなみを整え、自分から挨拶をし、いつも笑顔で対応し、時間を守り、上司に報告・連絡・相談をすることです。でも、あなたの不安を解決するために最も大切なことは、あなたの心の持ち方ではないでしょうか。
人生は心で作られる
生長の家では、「すべての人は本来素晴らしい存在」であり、「私たちの人生は自分の心で認めたとおりにつくられる」と教えています。つまり、あなたが不安な思いを描けば、その通りの状態が現れ、あなたが良好な人間関係を心に思い描けば、調和した状態が現れてくるのです。では、どうすれば、いつも明るいことを心に描くことができるのでしょうか。
それは、日々の職場や生活の中で、嬉しいことや、ありがたいことを見つけて記録することです。生長の家では『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)という日記を書くことをお勧めしています。この日記は、毎日の生活の中であった嬉しいこと、自分の希望、感謝すべきことなど、明るくポジティブなことを書き続けるためのもので、それを書くことで、物事の明るい面を心で認める練習ができるようになっています。
あなたが、今の職場の方に対して感謝の気持ちを持っておられるのは、とても素晴らしいことです。ご自分の心を明るい面に向ける努力を続け、周囲への感謝を忘れず、どのような仕事も謙虚に貢献しようとする姿勢があれば、どこにいても周囲の人たちとよい人間関係を築くことができるようになります。あなたがご自分の希望を実現されることを心からお祈りいたします。
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