子どもがひきこもりや不登校の状態になると、親は「学校に行くのが当たり前ではないか」「このままで大丈夫だろうか」と考えがちで、つい厳しく接してしまうことがあります。一方、生長の家では「人間は神の子であり、その実相*は完全円満で無限の力を宿す存在である」と説いています。たとえ一時的に外に出られない状態が続いていても、その本質が損なわれることはありません。
* 神によって創られたままの完全円満なすがた
今月号の特集の手記には、娘さんが不登校になったお母さんの心情が綴られています。初めは「学校に行かないのは良くない」と考えましたが、祈りを続けるうちに、「学校に行っても行かなくても、この子は素晴らしい神の子である」と受け止められるようになりました。その後、娘さんは好きな絵を通じて自信を取り戻し、やがて進学して就職へと歩み出されました。

ありのままを受け入れる
私にも小学6年生になる息子がいますが、3年生の頃からクラスに馴染めず、不登校になりました。当初は忍耐力や根性が足りないのだと思い、多少無理にでも登校させようとしましたが、かえって子どもを追い詰めてしまいました。
そこで改めて生長の家の教えに立ち返り、子どもの目の前の状態ではなく、そのままで素晴らしい神の子の実相を信じて礼拝し、ありのままを受け入れ、焦らず見守ろうと心を切り替えました。すると少しずつ息子に変化が現れ、表情も次第に明るくなっていきました。今では短時間ながら登校し、給食もクラスメートと一緒にとれるようになりました。
この体験を通して、教育は植物の生長に似ていると学びました。蒔いた種に、すぐ芽が出なくても、土を掘り返してはいけません。種によって芽が出る時期は異なります。子どもに宿る力も、最も良い時期に自然に芽を出すと信じ、焦らず見守り続ける──その姿勢が何より大切だと感じています。
(H.T・生長の家本部講師補)





