Q 33歳で妻が亡くなって3年。最近、苦しい胸の内を聞いてもらえる人ができ、ようやく痛手から立ち上がりました。


彼女は5歳になる娘にも優しいですし、いずれ結婚したいと考えているのですが、子育ての手伝いもせず、妻を死に追いやったと感じている私は、妻に申し訳ない気がしてなかなか再婚に踏み切れないでいます。過去を清算して出直したいのですが。(G・K、36歳、男性)

inoti149_Q_A1_1


A 奥様の供養に努められ、新しい人生に踏み出しましょう


 最愛の奥様を亡くされ、深い悲しみの中におられるつらいお気持ちをお察しいたします。たとえどんなに尽くされたとしても、人は後悔の思いに悩むと言われていますからあなたも同じだと思います。

 私も、3年前に主人を病気で亡くしました。当時は、もっと傍にいてあげられたらと後悔し、苦しい日々を送りました。

 しかし、「人間は神の子であり、人間の生命は永遠に生き通しである」と説く生長の家を信仰していたので、霊牌(*1)に心を込めて主人の名前を書き、仏前で聖経(*2)を読誦し続けました。そうするうちに、前向きで明るく、感謝の気持ちで毎日を過ごすことが大切で、それが主人の供養にもなると気づきました。

 あなたも奥様の供養に努められ、明るく生きてください。奥様もそれを一番望んでおられると思います。

 その意味でも、5歳の娘さんにも優しい方に出会えたということは、奥様がお2人を応援してくださっているように思います。この出会いに感謝し、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。

 谷口純子・生長の家白鳩会(*3)総裁は、『この星で生きる』(生長の家刊)の中で、「人生に伴侶がいるということは、大きな喜びであるし、人生を豊かにしてくれる。花を見、空を見上げ、本を読み、映画を見て、語り合う人がそばにいることは、幸せなことである」(123頁)とお説きくださっています。 

 あなたが再婚されて、娘さんと楽しく幸せに生活されることを、奥様もきっと喜ばれるに違いありません。

 生長の家では、物事の良い面、明るい面を観る「日時計主義の生き方」と、それを『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)に書き記すことを推奨しています。これを続けると心が感謝の思いで満たされ、明るく笑顔で毎日を送れるようになります。ぜひ実践してみてください。

 これからの新しい門出が幸せでありますようお祈りいたします。

*1=先祖及び物故した親族・縁族の俗名を浄書し、御霊を祀る短冊状の用紙 
*2=生長の家のお経の総称
*3=生長の家の女性の組織

回答者:大堀和美
(生長の家地方講師)

相談をお寄せ下さい

生長の家の教えで問題解決を希望される方の相談文をお待ちしています。
誌上では匿名になりますが、住所・氏名・年齢・信仰歴を明記して下さい。


〒409-1501 山梨県北杜市大泉町西井出8240番地8182
生長の家メディアセンター内 日本教文社
『いのちの環』編集室「Q&A」係
FAX●055-213-5022
Eメール●inochinowa@kyobunsha.jp
(携帯電話のキャリアメールでは、迷惑メールの設定によって受信が出来ない場合があります)