「地元の有機農家さんが納める野菜に、職員にもっと関心を持ってもらうには?」と食堂のチーフが考えた時、ふと「自転車通勤の途中でその畑に立ち寄って、畑の様子や旬の野菜の生育状況を撮影し、フェイスブックで見てもらおう」と閃いた。以来、朝は畑に寄ることが習慣に。野菜が生き生きと育つ様子は「私も畑を見てみたい」と職員の関心を惹き、食堂チーフも生育を見ながら直近の注文に生かしている。
ナンプラーが味を引き立てる
キャベツとあさりのさっと蒸し
●材料(4人分)
キャベツ……1/4個(160g)
あさり……120g
かぶ……1と1/2個(120g)
〈調味料〉
中華だしの素(顆粒)……小さじ1
酒……小さじ4
ナンプラー……小さじ1弱
ごま油……小さじ2
塩……少々
●作り方
① あさりを塩水に浸けて砂出しする。ザルにとり、水洗いする。
② キャベツを食べやすい大きさにザク切りにする。かぶは皮を剥いて、くし切りにする。
③ 耐熱容器等にキャベツ、かぶを入れて蒸す。汁気をザルで切り、ボウルに入れる。
④ 同じく、アサリを耐熱容器に入れ、酒を振りかけて蒸す。熱い状態のままのあさりを、蒸した時に出た汁気と一緒に、③のボウルに入れる。
⑤ ④のボウルに中華だしの素、ナンプラー、塩、ごま油を入れて、具材と混ぜ合わせる。冷ましている間に、途中何度か軽く混ぜあわせ、味を含ませる。
Point
あさりの旨みがしみ出た蒸し汁と、ナンプラーの風味が合わさり、キャベツとカブのやさしい甘みを引き立てます。あさりは他の野菜とは別に蒸して、ふっくらと蒸し上がるように蒸し時間を調整します。