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siro72_Q_A_Q家族の病気や息子の不登校と、ここ数年の間に不幸が次々と降りかかり、途方にくれています。今まで人並みに幸せな生活を送れていたのに、何か理由があるのでしょうか。もし、ただ運が悪かっただけだというのなら、人生は理不尽なものだから仕方がないと受け入れるしかないのでしょうか。(B子・43歳)

 ご家族の病気や息子さんの不登校など、とてもご心配のことと思います。それまで幸せに生活されていたのに、なぜこんなことになったのか、運が悪かっただけなのか分からなくなりますね。人生には良いことも悪いこともあり、この世は理不尽で思い通りにならない世界だと感じてしまいます。しかし、この世に起こることは、まず原因があって結果が現れているのです。

 生長の家では、私たちの周りの世界は、自分の心の「作品」だと教えています。明るい心を持てば明るい人生を呼び寄せ、暗い心を持てば暗い人生を呼び寄せて、環境や運命や肉体などの作品が創り出されるのです。

 もし、あなたの心に恐怖や不安、嫉妬や取越苦労などのマイナスの思いがあったならば、それが原因で暗い出来事を呼び寄せたのかもしれません。子どもは親の鏡といいますから、お子さんはあなたの心境を敏感に感じ取っているのでしょう。

 これからは、明るい心で明るい人生を呼び寄せましょう。明るい心とは、感謝の心です。「ありがとう」という言葉、「ありがたい」という心の思いです。今日一日無事に過ごせたこと、住むところや食べるものがあること、家族がいてくれること等々、当たり前の生活の中に、感謝することは沢山見つかると思います。

 家族にも子どもにも自分にも、笑顔で「ありがとう」と声に出して伝え、良いところを見つけて「素晴らしいね」と褒めましょう。そして、それらをノートや『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)に書くことをお勧めします。幸せになるための練習だと思って、毎日続けてみて下さい。すると、いつの間にか心が明るくなり、あなたも家族もきっと良い方へ導かれていきますよ。

 人生に起こるすべての出来事は、一見悪く見えるようなことも、必ず私たちに何か大切なことを教えてくれるものです。すべての人に物に事に感謝して、幸福な人生を築いていってください。

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*回答者 前田智子

生長の家長崎南部教区地方講師。『日時計日記』を日々楽しく書き続け、その奥深さを感じている。

 

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