第1子である長男が生まれ、夫とじっくり話し合って名前を考えました。ところが夫の両親に報告すると、画数が良くないので別の名前を考えてみては、と言われたのです。私は画数よりも名付け親の想いの方が大切だと考えているのですが、ここは義父母の顔を立てて変えるべきなのでしょうか。（B子・35歳）

　まずはご長男の誕生を心より祝福申し上げます。子どもの誕生は親にとって嬉しいもので、特に第1子となると初めての子育てで、喜びと不安がいっぱいになると思います。しかし、夫婦で決めた名前が「画数が良くない」と義父母から言われ、ショックも少なからずあったとお察しします。

　画数に関して申し上げると、気にする必要はありません。生長の家では「人間は善なる神の恩恵を受けている神の子」であり、その自覚が深まるに従って、素晴らしい人生が展開すると説いています。画数がどうかでなく、その後の本人の心が人生を決めていきますので、画数にこだわることはないのです。

　ただ、義父母はあなたを困らせようとしているのではなく、お孫さんの幸せを願っておっしゃっているはずなので、その気持ちに理解を示すことも大切です。すべての人に祝福されるように、ここは再考してみるのがよいかと思います。

　では、何を基準に名前を決めたらよいのでしょうか。先述のとおり「人間は神の子」であり、生まれてきたお子さんには、その子ならではの「神から与えられた使命」があります。それにふさわしい名前を付けてあげることが、お子さんの幸せになるのではないでしょうか。そのためには神様に托すのがベストです。

　生長の家では座禅的瞑想法である神想観をお勧めしております。その中で「この子に最もふさわしい名前を授けてください」とお祈りを続けてみてください。また、祖先供養をすることで祖先からの加護も受けられます。いずれのやり方も『“新しい文明”を築こう中巻』（生長の家総裁・谷口雅宣監修、生長の家刊）に書かれていますので、ご参照ください。

　ちなみに私の子どもたちの場合、妻が神想観の最中にひらめいた名前を付けたところ、それぞれの個性を体現していると実感します。皆からも「素敵な名前」と言われます。神様に導かれ、素晴らしい名前が付けられることを心よりお祈り申し上げます。

＊回答者　山本英輔

生長の家本部講師。数年ぶりに赤ちゃんの世話に奮闘する日々。夜は自分のひざの上で寝かしつけている。

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