写真1

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 今回は、熊本県下益城郡美里町にある、異空間につながるトンネル?として廃線好き必見の、八角トンネル( 洞門 )を紹介したいと思います。

 八角トンネルは、かつて熊本市の南熊本駅から熊本県下益城郡砥用町(現在の美里町)の砥用駅までの28.6キロを走っていた鉄道路線、熊延鉄道の南甲佐駅と佐俣駅の間にある遺構の一つです。(写真1)

 同鉄道は昭和39年に廃線になったのですが、線路の両側の岩が崩れるのを防ぐために作られたこのトンネルは、7基が連なってその間が空いているという何とも謎めいた構造をしているため、この近くにある同じ鉄道の遺構、津留川橋梁の橋脚と合わせて愛好家の人気を集めています。

写真2

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 私がここを訪れたのは、今年(2022)の2月中旬、昼前のことで、八角トンネルを撮影した後、側にある二俣橋に行きました。

 釈迦院川と津留川の合流地点にかかるこの石橋は、橋のたもとにイチョウの大木があるため、紅葉時はカメラマンの撮影スポットとして知られているだけでなく、11月から3月の午前11時から12時、太陽の光が橋の下に差してハート型を映し出すのです。それが、“ハートができる石橋”として話題になり、「恋人の聖地」に登録されました。

 天気に恵まれ、時間もよかったため、太陽の光が作った鮮やかなハート型の写真を撮ることができました。(写真2)

 八角トンネルも二俣橋も、紅葉の季節にはまた違った光景が見られるとのことなので、その時期に再訪したいと思っています。
(次回は、野生馬で知られる宮崎県串間市の都井岬を紹介します。)

坂崎和佳 さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。

坂崎和佳
さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴27年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。