Q 35歳の夫が転職したいと言い出しました。今の仕事がきつい、つらいと悩んでいたのは知っていたので、応援してあげたい気持ちもありますが、転職先の給与を聞いてがく然としました。とても低すぎて、話にならないのです。一人の子どもはまだ2歳で手がかかるため、私は働けません。今の職場で我慢してほしいと思う私は、わがままなのでしょうか。(G・H、32歳、女性)

回答者:桒原史恵(くわはら・ふみえ)
(生長の家地方講師)
A ご主人を信じ、応援しましょうきっといい道が開けます
小さなお子さんがいるにもかかわらず、ご主人が転職を希望されているとのこと、先行き不安な気持ちをお察しします。
私の経験を話させていただきますと、私の夫も結婚前に転職を考えていました。その話を聞いたときは、「この人と結婚して大丈夫かしら?」と、一瞬、心に不安がよぎったこともありました。
しかし、生長の家の信徒である私は、「すべて善くなるしかない」という教えを学んでいましたし、彼のことを信頼していたので、「必ず善くなる。必ず彼に必要な仕事が与えられる」と祈りました。また、「環境や運命は自分の心によって創られる」とも教えられていたので、マイナスなことを言わず思わず、明るく前向きな気持ちで過ごし、彼を励まし続けました。
するとそれから7年経った今、私たちは無事結婚できたばかりでなく、彼は転職した先で部長となり、3人の子どもにも恵まれました。私も子育てをしながらフルタイムで働いていて、喜びを感じながら生きています。
安定を望むあなたの気持ちはよく分かりますが、ここは一つ、目先の安定よりもご主人の気持ちを尊重し、転職を応援してあげていただきたいと思います。つらくきつい仕事をいつまでも続けていたのでは、肉体的にも精神的にもよくありません。
あなたの愛するご主人を信じ、「必ずうまくいくから大丈夫」と励ましてあげてください。ご主人にとっては、あなたのそうした言葉が大きな力になるはずです。あなたにとっても、「きつい、つらい」と嘆くご主人の姿を見るより、たとえ給与は下がっても、元気で働くご主人を見ている方がいいに違いありません。
それにお子さんがもう少し大きくなれば、私のように働くこともできますから、夫婦2人が力を合わせて働くことで、必ず一番よい道が開けます。ご一家のますますの幸せを心からお祈りしています。
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