Q 3月に転職し、4月からリモートワークとなって在宅勤務をしています。まだ仕事に不慣れなため、出社して早く仕事を覚えたいのですが、社長命でそれもできません。新人研修も途中で終わってしまい、自分を取り巻く環境が二転三転していることもあって集中して仕事ができません。しっかり集中して仕事をするにはどうしたらいいでしょうか。(K・Y、33歳、男性)

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回答者:金沢健二 (生長の家光明実践委員)

回答者:金沢健二
(生長の家光明実践委員)

A 環境を整えつつ、自身の心を振り返って下さい

「早く仕事を覚えたい」「集中して仕事をするには」など、仕事に対する真摯(しんし)な姿勢に襟を正される思いです。私の職場でも昨年4月から在宅勤務が始まりました。そのときの経験も含めて書かせていただきます。

 さて、集中して仕事をするにはどうしたらいいのでしょうか。一般的には、生活環境と仕事環境の部屋を分ける、誘惑となるものを持ち込まない、ルーティンを定める、運動をする、日光を浴びる、襟つきの服に着替えるなど、主に環境を整えることが挙げられます。

 私からは、これに加えて2つ提案させていただきます。1つ目は自身の心を振り返ること。2つ目は、生長の家で勧めている『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修。生長の家刊)を付けることです。

 転職をしたのは、なにか前向きな気持ちがあったからではないでしょうか。「なぜ、転職したいと思ったのか」「なぜ、今の職場を選んだのか」など、自身に問いかけてみましょう。始めは苦しく感じることがあるかもしれませんが、問いを繰り返すことで、あなた自身の心の声が明確になります。

 生長の家では、「人間は皆神の子であり、その本質は完全円満である」と説いています。そして、その本質には「良心」が宿っており、「良心」に気づくためには心を振り返るのが大事です。そのためにも、『日時計日記』を付けることを併せてお勧めします。

『日時計日記』とは嬉しい出来事や希望や感謝の思いなど、心に残った明るい面を記す日記です。環境が二転三転する大変な状況でも、明るい言葉を書き続けることで前向きな気持ちになることができます。自身の心を振り返りつつ、『日時計日記』を毎日付けることによって、あなたはあなた自身の「良心」を自覚しやすくなるのです。

 一見遠回りのように見えますが、そうすることで環境の影響を受けにくくなり、集中して仕事に取り組めるようになると私は思います。仕事を通してあなたの素晴らしさが益々発揮されるようお祈りしています。

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