Q 中学に入り、野球部に入部しました。野球は好きなのですが、試合でエラーなどをすると、顧問の先生や先輩にきつく注意されることが多く、段々と部活が楽しくなくなってしまいました。途中で投げ出したくないという思いもあり、これまでなんとか部活には出ていましたが、このままだと野球自体が嫌いになってしまいそうです。このまま部活をやめないで続けるべきでしょうか?(14歳、男性)

回答者
亀田 敬祐(かめだ・けいすけ)
生長の家光明実践委員
愛知県出身。27歳。趣味は野球観戦、一人旅、歴史など多岐にわたる。最近、菜園を始めることを決意した。
A 自分が成長できるチャンスと捉え、感謝の思いを深めましょう。
部活動へのお悩みを拝見しました。私も中学時代の部活動では叱られ役で、ほぼ毎日、顧問の先生から厳しい言葉をかけられていたので、気持ちはよく分かります。辞めることも一つの選択肢ですが、あなたにはこの状況を乗り切る、素晴らしい力があります。今日まで部活を続けてきたことからも、それがわかります。続けるということは、実はとても努力が必要なことですから。さらに、その力を発揮するために、ぜひとも取り組んでみてほしいことがあります。
明るい方向に心を向ける
まず、嫌だと思う気持ちを明るい方向へ振り向けてみてください。なぜなら、この世界は自分の心で認める通りに現れるからです。
たとえば通学路に、花が咲いていたかどうか、思い出してみてください。花を見ようと意識していると目につきますが、意識していないと全く目に入りません。そのように嫌なことを考えていると、嫌なところが目につき、楽しいことや善いところに気がつかないのです。
ですから、楽しいこと、練習で上手くいったところなどを探してみてください。もっといいのは、あなたが見つけた「よいことだけ」をノートなどに毎日書き出すことです。それを続けて行くと、どんどん気持ちが変わってきますよ。生長の家には、日々の明るいことだけを記す『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)がありますので、ぜひ活用してみて下さい。
先生や先輩に感謝の気持ちを持つ
また、先生や先輩はなぜ厳しい言葉をかけるのでしょうか。生長の家では、「人間は皆、神の子である」と説いています。私も叱られ役だったと言いましたが、それは叱ってくれた方が私に対して、もっと成長できる、もっと上手くなるという信頼や期待を、持っていたからこその愛情でした。
そのように、あなたに期待や信頼を寄せているからこそ、あえて厳しい言葉で接しているのだと思います。その愛情を感じて、感謝することです。
感謝するコツとして、まずは日記に、先生や先輩の名前を書き、その後に感謝の言葉や、褒められて嬉しかったことなどを書いてみて下さい。そうすることで、段々と感謝できるようになります。
また、自分自身や先生、先輩たちが素晴らしい「神の子」であるという思いを深めるために、生長の家には神想観(*)という瞑想法があります。そのやり方を詳しく説明した書籍がありますので、ぜひともお問い合わせください。
あなたの気持ちが変われば、野球のプレーもますます上達します。自分自身がより素晴らしさを発揮するチャンスだと思って、明るく取り組んでください。ご活躍を心からお祈りしております。
* 生長の家独得の座禅的瞑想法
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