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siro72_Q_A_Q5歳の娘を持つ主婦です。娘の幼稚園のママ友たちとの会話の中で、つい見栄を張って事実と違うことを言ってしまうことがあります。先日は夫の仕事が話題になり、実際よりも華やかな仕事のように話してしまいました。その後、いつも後悔するのですが、つい自分を良く見せようとして“小さな嘘”をついてしまいます。(A子・34歳)

 私も2人の娘を持つ母親で、ママ友との会話で見栄の張り合いのような場面に出合ったことがあります。話の内容が事実かどうかは他の人には分からないかもしれませんが、ご自身の言ったことを後悔しているあなたは、自分自身は本来素晴らしい存在であると知っていて、それを損なってしまったことを後悔されているのだと思います。

 生長の家では「人間は神の子であり、誰もが完全円満な実相(*1)を持つ素晴らしい存在である」と説いています。そしてこの世界は心の思いが現れる世界ですから、すでに素晴らしいあなたの実相が表現されるためには、心で何を思うかが大切になってきます。まずは自分自身を讃嘆してみてはいかがでしょうか。

 私が初めて生長の家の教えに触れた時に教えてもらったのは、自己讃嘆の言葉を毎日10回ノートに書くことでした。「私はわたしを赦(ゆる)しました。私はわたしと和解しました。私はわたしを愛しております。私はわたしに感謝しております。私はわたしを祝福しております。私はわたしが大好きです。私はわたしを信じています」と毎日ノートに書き綴っていると、自分自身が感じていた劣等感や周りの評価などが気にならなくなり、「自分は自分のままでいいんだ」と思えるようになりました。

 そのように心が満たされていくと、自然と環境が整っていき、本当に自分がやりたかったことが見えてきました。『新版 幸福を招く365章』(生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊)の「心の力と、言葉の力」の項には次のように説かれています。

「特に信念を持った心の力が、言葉によって発せられるとき、それは驚くべき大いなる創造力を発揮するのである」(7ページ)

 ぜひ、言葉の力によって本当の自分は神の子で尊い存在であるという自覚を深め、周りの評価を気にすることなく、あなた自身が主人公の人生を歩まれることを祈っています。

 神によって創られたままの完全円満なすがた

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*回答者 竹若智美

生長の家地方講師。保健師。娘2人と暮らす。趣味はキャンプ場で料理やクラフトをして、自然を満喫すること。

 

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