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siro72_Q_A_Q 高校2年の娘は大学受験を控えていますが、母子家庭のわが家は受験料や入学金を用意するのも大変なので、受験は1校のみにし、不合格だったら浪人せず就職してほしいと思っています。親の経済力で子どもの未来を限定してしまうことが申し訳なく、娘にどうやって伝えればいいか悩んでいます。(B子・46歳)

 受験期の娘さんを持たれ、経済面から心配されている母親としての悩みが、自分のことのように伝わってきました。私にも同じ体験があり、夫亡き後、2人の息子をどう進学させればよいか悩んだ時期があります。

 しかし、「人間は神の子である」と説く生長の家の教えのおかげで、立ち上がることができました。なぜなら「子どもは神様からの預かり物であり、全て神様にお任せします」という心境になったからです。

 谷口純子・生長の家白鳩会(*1)総裁は著書『46億年のいのち』(生長の家刊)に、「子どもにはその子に相応しい道があり、天分が発揮できるようにと祈ることが、親の仕事である」(63ページ)と書かれています。

 娘さんは無限の可能性を内包する完全円満な神の子です。天分や可能性を信じ、それを言葉に出して日々讃嘆するようにされると良いと思います。そして、全てを神様にお任せし、心を楽にされたらと思います。

 それには、日頃より神様に心を振り向ける神想観(*2)を実修されることをおすすめいたします。その時には、次のように祈ってください。「神様、○○ちゃんの天分に適う、出来るだけ大勢の人が幸福になる方向にお導き下さい」「神の無限の知恵と愛と生命が、○○ちゃんの上に豊かに天降り、最も正しき方向に、最も善き方向にお導き頂きますことを感謝いたします」

 また、経済的理由で大学や専門学校への進学を諦めないよう、独立行政法人日本学生支援機構では2020年4月から返済不要の給付奨学金制度がスタートしています。ホームページを参照され、進学の道も諦めないで下さい。

 娘さんはあなたが思っている以上に、親の立場を考えていると思います。二人でお互いの思いをゆっくり話し合い、経済状況も伝えられたらいかがでしょうか。

 必ず娘さんに最もふわさしい道が開けます。私も心より祈らせて頂きます。

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*回答者 山本和子
生長の家地方講師。趣味はヨガと詩吟。
看護師の経験を生かし、介護相談員を
ボランティアで行っている。

 

*1 生長の家の女性の組織
*2 生長の家独得の座禅的瞑想法

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