35歳にして念願の子どもを授かり、喜んでいたのも束の間、出産して半年も経たないうちに疲れ切ってしまいました。主人は仕事に追われて協力してくれないし、実母も義母も、離れて暮らしていて頼りになりません。子育てがこんなにハードとは思わず、毎日が大変です。しっかりとした男の子になってもらうには、きちんと子育てしなければと思うのですが、どうしてもうまくいきません。(35歳、女性)

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 お母さんの明るい笑顔が、元気で健康な子どもを育てます

 まずは、待望のお子さんのお誕生、おめでとうございます。私も実母、義母と離れて暮らす中で3人の子育てをしましたので、お気持ちがとてもよく分かります。

 第1子の長女を出産した時は、夫は仕事が忙しく、私はほとんど子どもと2人で過ごしていました。そんな中でも、良き妻であり、母でいなければいけないと思い、つらく、さみしい気持ちに蓋をして、無我夢中で仕事、子育て、家事に励んでいました。

 そのせいか、長女は夜泣きがひどく4歳まで続き、子育ては本当に大変だと思っていました。しかし、第2子、第3子を生み育てる中で、子どもたちが人とのご縁をつくってくれたり、一見悪いことのように見えた出来事から、夫婦が協力することの大切さを教わったりと、子育ては大変だと思いながらも、ただただ、私たち夫婦のもとに生まれてきてくれたことに感謝しかないということを学ばせてもらいました。

 忙しい暮らしの中で、うまくいかないことを、私たちはいつのまにか、他と比べて環境のせいにしがちです。谷口純子・生長の家白鳩会総裁著『夢の地平線』(生長の家刊)には、「私たちの目の前の問題は、私たちを苦しめるためにあるのではなく、誤りに警告を与えたり、進む方向を変える示唆であったり、問題解決を導くヒントになるものです」(5ページ)と説かれています。
* 生長の家の女性の組織

 子育てをしていると、自分はダメだと思うようなこともあるかもしれませんが、そんなことは決してありません。頑張っている自分を褒めてあげてください。前掲書には、「命のつながりを大切にすることは、自分という存在を大切にすることと同じである」(12ページ)とも説かれています。

 どうか自分を大切にしてください。お母さんの明るい笑顔が、必ず元気で健康なお子さんを育てます。

回答者:北﨑なお子
(生長の家地方講師)

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