Q 夫がうつで休職して半年が過ぎました。通院する以外は家にこもり、ご飯を食べて、一日中、動画を見て寝るという毎日を繰り返しています。

夫が一番辛いのは分かっていますが、家事も何もしないくせに、食事がまずいとか口出しだけはしてきます。つい口調がきつくなって、いつまでそんなことやってるのと責めてしまいます。何とか優しくしたいのですが。(O・M、35歳、女性)

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A 夫は素晴らしい神の子と心で思い、強く信じて下さい

 うつ症状で休職中のご主人との生活ですと、サポートしたいと思いながらも、つい悲観的にものごとを捉えて、気分が落ち込んでしまうこともあるでしょう。そのようなときこそ、心のチャンネルを明るい方へ切り替えるチャンスです。

 たとえ今、ご主人の姿がどのように見えていても、それはご主人の本質(本当のすがた、実相(*))ではなくて、そのような状態に現れているに過ぎません。生長の家では「人間は神の子である」と説きます。それは、人間の本質は完全円満で、すばらしい存在であるということです。

 そして、「環境は心の影」とも教えています。これは、心で思うことが、肉体、環境、境遇として現れるという心の法則のことで、心で自分の人生を創っているのですから、心の持ち方はとても大切です。

 ご主人の中には、表面に現れている以上に、すばらしい本質があるのです。外見に引っかからずに、必ずよくなると心で思い、強く信じてください。さらに、毎日の生活でのちょっとした嬉しいこと、ありがたいことや恵まれていることなどを見つけ出して、心に繰り返し印象づけましょう。

 これを、生長の家では「日時計主義の生き方」といい、物事を光明面からみるようになると、認めたものが現れるという「心の法則」に従って、嬉しいこと、ありがたいことが実現していきます。

 さらに、今まで当たり前と思っていたことに感謝や喜びを感じるようになると、幸福感に満たされ、その思いは、日々の生活の中で、優しい表情、感謝や讃嘆の言葉、深切な行動となって表現されます。そして、そんなあなたの生き生きとした姿は、ご主人に前へ進む勇気を与えます。
 心豊かで幸せな日々をお送りください。

*=神が創られたままの完全円満なすがた

回答者:岡田伊都子
(生長の家本部講師)

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