Q 何かトラウマがあるというわけではないのですが、私は自分を含め人が嫌いです。

 一人っ子で、父と母には、育ててもらったことに感謝の思いは持っているものの、今は疎遠になっていて、会社でも周囲に溶け込めないでいます。宗教に救いを求めたこともありましたが、余計に虚しくなっただけでした。何とかして自分も人も好きになって、明るく楽しい人生を送りたいと思っているのですが。(H・Y、30歳)

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A 人は皆神の子と信じ、明るく生きましょう

 仕事場の環境に馴染めず、気持ちが沈みがちなそのお気持ちお察し致します。
自分だけでなく人も嫌いということですが、確かに育ちも性格も好みも違うわけですから、どうしても合わない人が出てきたりします。ではそんな時、どうすればいいのかと言いますと、少し考え方を変えてみてはいかがかと思います。

 生長の家では、「人間は、神様からいのちをいただいた神の子であって、人はそれぞれ別々のように見えていても、そのいのちは一つである」と説いています。このように、自分も他の人も皆同じ神の子であり、いのちのきょうだいだと分かれば、人を見る目も変わり、人が嫌いだという感情も和らぐのではないかと思います。

 もう一つ、お勧めしたいのは、生長の家が推奨している『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)に、身の回りで起こった感動したこと、嬉しいこと、自分の良い所などを記すことです。これを続けていくと、マイナスのこと、暗いことを思ったり考えたりする気持ちが消えていき、心が明るく満たされるようになります。

 するとこの世には、心に描いたことが現れるという「心の法則」(*)がありますから、さまざまな形で周囲に明るいことが実現するだけでなく、自分のこともきっと好きになれると思います。そして、自分が好きになれれば、人にも心を開いてスムーズに交流できるようになるに違いありません。

 また、感謝の思いを持っているご両親に、今の正直な気持ちを電話か手紙で伝えるのもいいと思います。話したり書いたりすることが心の整理に繋がりますし、何よりご両親と思いを共有することで気持ちがずっと楽になるはずです。

 あなたの幸せを祈らせていただきます。

*=物質界に法則があるように、心にも法則がある。心で想うことは、善いことでも悪いことでも、それが形となって現れてくるという法則

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