Q 48歳の夫、15歳、13歳の息子との4人暮らしです。夫と子どもは、ともかくだらしなく、いくら言っても脱ぎ散らかし、食べ散らかしで、片付けることをしません。
それに輪をかけて、夫の友人、子どもの友だちもわが家にきては散らかし放題で、イライラが募るばかりです。そんなに神経質にならなくてもと実家の母からは言われるのですが、どうにも抑えきれません。(Y・M、45 歳、女性)
A 頑張る自分を褒めて認める。そこから道が開けます
私もあなたと同じ世代で3人の子どもがいるので、お気持ちはよく分かります。
子どもが小さい頃は、やってあげることに喜びを感じますが、大きくなるといろいろ不満が出てきたりするものです。
私もイライラが募って、爆発したことが何回もあります。でもそれは、主人や子どものことが嫌いだから怒ったりするのではありません。うまくいかない自分に腹が立って、どうしようもなくて爆発したように思うのです。
我に返って、冷静に考えると、自分はこんなに頑張っているのにとか、あれもやってくれない、これもやってくれないと、やってくれないことばかりに目がいって、家族の欠点ばかりを見つけて、まわりが見えなくなっている自分に気づきます。
谷口純子・生長の家白鳩会(*)総裁著の『46億年のいのち』(生長の家刊)には、「人は皆理想を持っているから、自分の基準に合わせて現実の自分を無意識のうちに評価している。そして不足の部分に不満を持つのだ。(中略)けれども冷静に見てみると、理想に近づけようと努力している自分がいる。そして、一部は満足のいく部分もある。そのことに心を向けて、自己肯定感につなげることが大切なのだ」(49頁)と書かれています。
ですからあなたも、心に少し余裕を持って、頑張る自分を褒めて、認めてあげてください。そこから必ず、ご主人とお子さんの良い所が見つけられるようになります。
今は食べ散らかして片付けてくれないかもしれませんが、家族のよい点を見つけ、さらにそのことを褒めることで、必ず変化が現れます。また、ご主人やお子さんがお家にお友達を呼ぶのは、あなたが太陽のように素敵な人だからです。自信を持って、明るく楽しい毎日をお過ごしください。
*=生長の家の女性の組織
回答者:北﨑なお子
(生長の家地方講師)
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