Q 大学のサークルで部長を務めているのですが、人間関係に疲れてしまい、辞めようかと考えています。熱意のある人とそうでない人の差が大きく、部員を一つにまとめるのが大変で、精神的に参ってしまいました。ただ、今辞めると「無責任」と言われそうで悩んでいます。どうすべきでしょうか?(21歳、女性)
A 仲間と調和している自分の姿を、
心に描いてみましょう
そのままで素晴らしい
サークルでの人間関係に悩んでおられるとのことですが、皆さんそれぞれに個性があり、様々な考えをお持ちなので、部長としてチームを1つにまとめるのは大変だと思います。
私もこれまで人間関係で悩んだ経験がありますが、その時々で心の支えとして大切にしていたことは、生長の家で説かれている「人間は神の子である」という教えです。色々なことがあっても、みんな“そのままで素晴らしい”という教えに立ち返ることで、自然と心穏やかに人と接することができるようになりました。
1対1の人間関係もそれほど簡単ではないのに、チーム全体をまとめるとなると、ハードルが高くなりますよね。私は生長の家の教区青年会*1で委員長を務めた経験があり、その時にあなたと同じように人間関係で悩んだことがありました。
*1 12歳から39歳までの生長の家の青年男女の組織
しかし、基本となる「人間は神の子」の教えを心の底に持って、1人ひとりに接するようにしていくと、それぞれの個性は神の無限生命の現れであり、その人にしかない良い一面なのだと捉えられるようになりました。“みんな違ってみんないい”という感覚で相手のことを受けとめ、様々な方と付き合うことができるようになったのです。
心で想ったことが現れる
また、人間関係が上手くいくために当時取り組んでいたことがもう1つあります。一緒に活動する会員の「祝福名簿」を作り、毎朝の祈りの時に名前を読み上げて、皆さんの本来完全円満な「実相」*2の姿を拝ませて頂いたのです。
*2 神によって創られたままの完全円満なすがた
1日がスタートする朝に、自分自身のことだけではなく、会員の方々の素晴らしい本来の姿を心に描き、繰り返し念じました。すると目には見えないですが、祝福の想いは通じるもので、連絡が取れずにいた仲間から急に連絡が来たりするなど、自然と人間関係が円滑に進んだことが何度もありました。
そのようにして、相手の本当の姿を拝み、心に描こうと繰り返し努めていると、自然と人の良い面を見る習慣が付いてきます。生長の家には「唯心所現」*3という教えがあり、心で強く想ったことが現れてきますので、そうした光明面を見る習慣を身につけることで、さらに明るい出来事が引き寄せられてきます。
*3 心で思った通りに現象が現れること
いつも仲間と楽しく調和しているご自身の姿を心に描きながら、人の良い面を見るように、心がけてみてはいかがでしょうか。そうすればきっと、自分が想い描いた通りの、仲間と調和した状況が現われてくると思います。
回答者
木村祐亮(きむら・ゆうすけ)
生長の家地方講師
兵庫県生まれ。生長の家兵庫県教化部勤務。趣味は自転車に乗ること。様々な風景の写真を撮りながら、ポタリングを楽しんでいる。
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