自分の容姿に自信が持てなくて悩んでいます。以前、歯並びや体型のことで同級生にからかわれたことがあり、しばらく学校を休んだこともありました。誰かと話していても、相手が自分の容姿のことをどう思っているかがいつも気になってしまい、そんな自分が嫌になります。どうしたらいいでしょうか?(18歳、女性)

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 唯一無二の絶対価値が自分にあると知ることが大切です

あなたは他に替わりのきかない存在

 
 容姿が気になるお気持ちお察しします。私も20代までは、自分の容姿に対する劣等感があり、幼心に兄と自分を比較し、見た目が良い人はそれだけで“得”だと思い、どこか人生は不平等だと感じていました。

 しかし、生長の家の教えに触れ、「人間は皆、無限の可能性をもつ神の子である」ということを学び、他人と比べる必要のない、自分にしかない、唯一無二の絶対価値を“私も”持っていることを知り、嬉しくなりました。そして、自分の無限の可能性を信じ、他に替わりのきかない自分自身の特性や個性を探し、それを引き出しながら、自分らしい生き方をしようと決めました。

 高校卒業後、独学で英語を学び始め、社会人となっても地道に勉強を続け、20代後半で仕事を辞めてアメリカの大学に留学し、非営利組織の経営について学び、経営学の修士号を取得することができました。

自分の可能性を信じるために

 
新版 女性の幸福365章』(生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊)を読んでいたとき、目に留まった一節があります。

 「希望」と「理想」で輝いている女性は 生々とした瞳と、快活な、見るから晴やかな感じで、容貌の美醜を超えた美しさをもっている。(145ページ)

 
 同書には、美しくなる秘訣のひとつとして「希望」と「理想」を描くことが鍵であると書かれています。大切なことは、「自分の良さ」や「自分らしさ」を知ること、そして自分の個性や特性を活かした「夢」や「希望」を見つけることだと思いました。

 そこで、お勧めしたいのは読書です。読書は、知識や読解力、論理的思考、集中力、さらには想像力や表現力の向上につながるだけでなく、私たちの人生に豊かさや楽しさを与えてくれるからです。

 とりわけ、生長の家の本等からは、「人間は無限の可能性をもつ神の子である」という教えを学ぶことができ、自尊心や自己肯定感を高める一助ともなります。

 また、幅広く読書することは視野を広げ、自分の興味ある分野の発見にもつながり、改めて「自分の良さ」や「自分らしさ」を知る機会となることでしょう。私自身、読書を通して興味がなかった分野にも関心が持て、新しい自分を発見し、夢がまたさらに広がりました。

 ぜひとも、自己の内なる神性に目覚め、無限の可能性を信じ、明るく伸び伸びと「夢」や「希望」を描いてください。今より一歩でも前向きに考えることができれば、きっとあなたも笑顔になれ、内面の美しさが徐々に外見にも輝き出てくると思います。

 今後ますます喜びに満ちあふれた人生を送られますことを、心よりお祈りしています。

回答者
源明子(みなもと・あきこ)
生長の家本部講師補
富山県生まれ。八ヶ岳南麓に移り住み10年が経過。趣味は地域交流や地域貢献。今では友人知人も増え、八ヶ岳ライフを楽しんでいる。

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