Q 物心ついた頃から人見知りが激しく、今も初対面の人に会うと緊張して、何を話したらいいか分からなくなって焦ってしまいます。人から何かをしてもらったときもちゃんとお礼が言えず、もごもごと口ごもってしまい、今働いている会社でも先輩からそのことでよく注意をされています。どうしたら人見知りな性格を直すことができるのでしょうか?(24歳、女性)
A すでにあるあなたの素晴らしさを自覚し、笑顔で話す姿を想像しましょう
あなたの内には上手に話せる力がある
人見知りな性格で悩まれているとのこと、さぞお困りでしょう。緊張して焦ってしまうというのは、視点を変えれば、人のことをよく見て、相手を傷つけないように優しく配慮できる素敵な長所だとも言えます。上手に自分のことを話せなくても、相手のことを理解しようという気持ちがあるというのは、あなたの良いところではないでしょうか。
生長の家では、人間は完全円満な神の子で、そのままで素晴らしい存在であり、無限力があると教えています。あなたが人見知りを直したいと思うのは、すでにあなたの内に、上手に話せる無限の力があるということです。
これまで悩んできた経験は、あなたを向上させる機会であり、周囲の人々もまた神の子であって、あなたの成長の機会を作ってくれた協力者のような大切な存在なのです。
願いや感謝の思いを言葉で表現しよう
私も以前、引っ越し先で子どもが保育園に途中入園した際に、知り合いがゼロで困った経験があります。多くの子は0~2歳児クラスからの入園で、気軽に話せる保護者はいない状況でした。ですが、感謝の心で相手の長所を探し、相手の気持ちや立場に踏み込みすぎずに、適度に距離を縮めていくよう心がけていくと、次第に多くの人と話せるようになりました。
そうした経験から、円滑に会話ができるようになるために、2つのことをおすすめします。
1つめは、生長の家独得の座禅的瞑想法である神想観の実修です。すでに全てのものは自分に与えられ済みであるとして、「神様が創られた完全円満な世界」を心の眼で観る練習です。毎日続けることで「完全円満な神の子」である自覚が深まり、自分に本来備わっている素晴らしさが現れてくるようになります。
2つめは、自分のことを明るい思念や言葉で表現することです。「自分は人見知りだから」と思うと、可能性を自分で限定することになってしまいます。そこでおすすめなのが、良いことのみを記録する『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)を書くことです。
相手と仲良く話している自分の姿を想像し、「私はすでに緊張せずに笑顔で話すことができました」と、理想の明るいイメージや願いを「すでに叶った」と心の中で唱え、日記に書くのです。上司や先輩の長所や、日々の生活の中の嬉しいことや感謝の気持ちを書くのも良いですね。これを毎日続けてみましょう。あなたが自信を持って笑顔で会話できるよう、お祈りしています。
J.M
生長の家地方講師
生長の家国際本部勤務。夫と娘(8歳)息子(1歳)の4人家族。毎日の楽しみは、『日時計日記』に今日の良かったことや家族の讃嘆を書くこと。
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