Q 大学に在学中は就職できず、卒業後になんとか就職できた会社で働いています。仕事は夜勤が続くこともあり、体力的に辛いと感じることも多いのですが、大学の奨学金の返済や、実家にもお金を送る必要があるため続けています。転職したいと思うときもありますが、このご時世ですので、すぐに再就職できるかも分からないため、踏み切れないでいます。最近は頭が仕事やお金のことでいっぱいになってしまい、心に余裕がなく、気持ちが落ち込んでいます。どうすればいいでしょうか?(26歳、女性)
A 物事の明るい面を見て、感謝の心を深めていくことが大切です。
心が環境に現れる
お気持ちをお察し致します。しかしご質問を読ませていただいて、奨学金の返済だけでなく、ご実家に送金されていることを知り、家族思いでいらっしゃるとともに、努力家でいらっしゃると感動しました。ですからどうぞ、ご自身を褒めてください。そして、心に余裕がない時こそ、“嬉しい” “楽しい”と感じる時間を増やしてください。
なぜなら生長の家では、ご自分の周りの環境には、自分の心で認めたものが現れると考えるからです。“苦しい” “悲しい”と思っていると暗い環境が現れ、“楽しい” “ありがたい”と明るい気持ちでいると明るい環境が現れてくる、とお伝えしています。
悩んでいる時に、明るい気持ちに切り替えるなんてとても出来ないと思われるかもしれませんね。でも出来ます。なぜなら私もそうだったからです。あなたくらいの年の頃、つらくて気持ちが沈んでいて、生長の家の書籍に「感謝することが大切」と書かれているのを読んでも、そんなの無理だと考えていたのです。
こんな私が変わったのは、自分で入れた温かい紅茶を飲んだ時でした。「ああ、おいしい」と素直に思った瞬間、こういう当たり前のことを喜んだらいいのだと気付いたのです。それからは、目覚めて顔を洗えること、食事が出来ること、動く足があることなど、喜べることはたくさんあるとわかりました。そうしたら、心が明るい方面に向くようになりました。ですから、あなたにもきっと出来ます。
嬉しいことを見つけてみよう
さて、私には転職の経験があります。最初に勤めた会社ではコンピュータ関係の仕事をしましたが、じつはコンピュータのことはチンプンカンプンで、特にハードウェアはからきしダメで苦労しました。
しかし、生長の家の教えを学んで、感謝することの大切さを知り、この会社に就職できたことに感謝するとともに、会社の発展を祈るようになりました。すると不思議なことに、私に向いている仕事が与えられたのです。自分なりに努力して取り組むうちに、現在の職場で働きたいという思いが湧いてきて転職しました。
あなたも今のお仕事について、優しい先輩がいるとか、技術が身についたなど、嬉しいことを見つけてみてはいかがでしょうか。感謝の気持ちが増して、心が物事の明るい方面を見ることができるようになってくると、周りが明るい環境に変わっていきます。お幸せをお祈りします。
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