Q 何か嫌なことがあると、すぐにそれから逃げようとする自分の性格のことで悩んでいます。定期テストが近くなってもまったく勉強する気が起きず、部活も籍をおいているだけで、ほとんど参加していません。そもそも、学校に行く気力があまりなく、遅刻も多いです。親からはそんな生活態度を注意され、自分でもこのままじゃいけないと思うのですが、結局いつも嫌なことを極力避けて楽な方を選んでしまいます。どうしたら自分を変えることができるのでしょうか?(17歳、男性)
A より良い自分になりたいと思うことが、あなたの素晴らしさを証明しています
生長の家の教えに導かれて
お便り拝読しました。自分で現状を改善したいと思いながらも、なかなか思うような自分になれないという苦しさは、痛いほどよくわかります。
私も学生時代は、勉強の必要性は感じるものの、そうかと言って、勉強しようという意欲が全くわいてきませんでした。大学受験のときも同様で、結局、第5希望くらいの大学に進学しました。卒業後も何がしたいという目標もなく、しばらくはフリーターで、漫然とただ何となく生きているような状態でした。しかし、あるとき、このまま何の張り合いもなく生きているのは嫌だと思い、生長の家の教えを学んでいた母親に、青年向けの集まりがないかと尋ねました。生長の家の講話を聞くことで、何とか現状を打開したいと思ったのです。
誌友会*1や練成会*2などの色々な行事に参加する中で、真理の講話に感動し、「自分が救われたい」という思いから、いつしか「世の中の苦しんでいる人たちを救える人になりたい」と、教師の道を志すようになりました。自分の意志で、真理の話を聞いたり、あるいは生長の家の本を読んだりすることで、前向きな自分を発見することができたのです。
*1 生長の家の女性の組織
*2 合宿して教えを学び、実践するつどい
太陽はいつも光り輝いている
あなたのお便りを読む中で、一つ素晴らしいと思うのは、無気力な現在の自分に、「このままじゃいけない」と考えているところです。現在のダメな自分に不満を感じるのは、「本当は、自分はもっと素晴らしいはずだ」と心の奥底でわかっているからです。だから、ダメな自分をみたときに、「本当は、こんな自分ではないはずだ」と不満を感じるのです。
嫌なことから逃げてしまうような姿は、あなたの本当の姿ではありません。今は、少し心が曇っているだけです。たとえるなら、雨の日には太陽が見えないのと同じことです。雨の日であっても、太陽はいつも光り輝いているはずです。しかし、目の前に雨雲があると、その輝きが見えなくなってしまうのです。
あなたが、もっとより良い自分になりたいと願うことが、あなたの素晴らしさを証明しています。生長の家では、「笑いの練習」を実践しています。一日一分くらい「わっはっは」と思い切り笑ってみましょう。そんな簡単な実践でも、思いのほか心が軽く、明るくなっていきます。
お近くの誌友会や練成会にも、ぜひ参加してみてください。そして、『生長の家ってどんな教え? 問答有用、生長の家講習会』(生長の家総裁・谷口雅宣著、生長の家刊)や『新版 幸福生活論』(生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊)など、生長の家の本をお読みください。きっと、本来の素晴らしいあなたに出会えるはずです。
A.Y.
生長の家地方講師
大阪教区生教会副会長。公立中学校教諭。幼少期より生長の家の家庭で育つ。現在、妻と小学生の息子と3人暮らし。
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